全米オープン6日目
錦織圭選手(日清食品)が第11シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-4、6-4、5-7、6-1のセットカウント3-1で勝利してベスト16入り。セカンドウイークに残りました。
試合時間は3時間18分と激闘でしたね。
目次
いきなりウォーニング(警告)を取られる錦織選手
wowowで見てましたが、今日の錦織圭選手の試合は大阪なおみ選手の試合の後のコートで行われたのですが、先の大阪なおみ選手のゲームがあまりにも早く終わったせいなのか、なかなかコートに出てこない状態でした。準備が遅いという事でウオーニングを取られてしまいました。
ウオーニングの影響なのかいきなりサービスゲームをブレイクされて0-3となり大ピンチの錦織圭選手!!
解説の村上さんも「動きが堅い、ラケットが振れていない。」「タイミングが合ってない」と仰っていました。
ゲームが進むと錦織圭選手らしさが出てきて一気に5ゲーム連取して第1セットを6-4で取りました。
第2セットはブレーク、ブレークバックの一進一退の攻防戦。錦織圭選手が第9ゲームでブレイクに成功し6-4で連取。
第3セットはシュワルツマンが猛チャージで5-6でシュワルツマンが取ってセットカウント2-1とする。
第4セットは第1ゲームを錦織圭選手がブレーク成功!ギャを上げて錦織圭選手が終始主導権を握り6-1で取って3時間18分の激戦を制しました。
今大会の錦織圭選手、強いですね。もう完全復活って感じですね。得意のハードコート、愛称の良い全米オープン。このまま行けば2014年の時みたいに決勝戦進出できるかもしれませんね。
シュワルツマン、実はめっちや良い奴なんだよ!by錦織圭選手。
今日の試合で起きたちょっと良いお話。
第3セットでゲームカウント5-5でシュワルツマンのサーブ。カウント15-0の時に劣勢の錦織圭選手がバックハンドのスライスで返したボールがサイドライン際に落ちた際にジャッジはアウトとコールされて錦織圭選手も「アウトだったか」と言う感じだったのですが、ここでシュワルツマンが錦織圭選手にチャレンジをしたらと進言。
で、チャレンジした結果が↓の画像で「イン」の判定で15-15。
錦織圭選手がシュワルツマンにお礼を言うとものすごく照れくさそうに笑顔で答える姿がなかなか爽やか青年でしたね。
試合後のインタビューで、錦織圭選手が「ここでササッとプレーされていたら、30-0の場面だった。ナイスガイで珍しい。感謝と言っていいか?わからないが、(普段から)いいやつだって思っていた。」
グランドスラムの試合でセットカウント負けてる状況でこの対応はお互いが尊敬し合ってるから出来たのでしょうね。
やっぱりテニスは紳士のスポーツなんですね。
錦織圭選手の4回戦の相手はコールシュライバーに決まりました。
錦織圭選手の次の相手は、A.ズベレフとP.コールシュライバーの勝者となっていましたが、なんとズベレフが負けてしまい、コールシュライバーが勝ち上がって来ました。 7-6 (7-1), 4-6, 1-6, 3-6 の逆転勝利だった様ですね。
錦織圭選手にとってはラッキーな展開ではないでしょうか!
錦織選手「なおみちゃんと2人で上までいきたい」
試合後のインタビューで、同じコートで4回戦進出を決めた大阪なおみ選手について 「彼女がリズムを作ってくれて、自分にとってはとても良いモチベーションとなっている」「(大坂選手の勝利は)嬉しかったですね。まさかのスコアでしたけど。なおみちゃんが頑張っているのを見ると自分も励みになるので、2人で上までいきたいですね」と語ってましたね。
錦織圭選手と大阪なおみ選手共に調子が良いので日本人選手男女でベスト16位入りの快挙達成ですね。錦織圭選手は全米オープン4回戦進出で暫定ランキングも15位に浮上しました。
この調子で2人とも勝ち進んで欲しいですね。