まだ終わらない!大阪なおみvsセレナの大荒れ決勝戦問題。

全米オープンが終了して1周間が過ぎ日本では大阪なおみ選手の凱旋帰国で盛り上がっていますが、全米オープン開催のアメリカなどでは、セレナが行った主審へのクレーム、態度について賛否両論がまだ飛び交っていますね。

きっかけはコーチのジェスチャー。

この騒動の始まりは決勝戦の第2セットのだ2ゲームで前後に揺さぶれの様はジェスチャーをコーチが出していたのを主審のラモスさんが見つけて1回目の警告をしました。
コーチはコーチングをした事を認めるが皆やっている事でしょうと開き直っているとの事。

大阪なおみ選手優勢で試合が進んで行くにつれ第5ゲームでフラストレーションが溜まり、ラケットをコートに叩き付けて破壊して2回目のコード・バイオレーションで1ポイントペナルティを課せられ更に激高したセレナは第8ゲーム前にラモス主審に暴言を吐き3回目の警告でゲーム・ペナルティを課せられた。

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セレナ擁護派は

女子テニス協会(WTA)の最高経営責任者スティーブ・サイモン(Steve Simon)は、元世界ランク1位のセレーナが示した断固とした振る舞いを擁護。ビリー・ジーン・キングさんもセレナの怒りに火をつけたコーチングに関するペナルティーに疑問を呈しています。

主審擁護派は、

全米テニス協会会長(カトリーナ・アダムス )さんはセレナの言い分の男女差について「公平性が存在しなかった」と擁護派でしたが、事実誤認をしていたと後日ラモス主審に直接謝罪されたそう。

国際テニス連盟(ITF)は「適切な規則に基づいたもの」だと擁し、全米テニス協会セレナに主審への「暴言」で1万ドル、コーチングに対する警告で4,000ドル、ラケットを破壊したことで3,000ドルの罰金を科した。準優勝賞金は罰金を差し引かれて渡される様です。

テニス選手の処分回数、女子よりも男子の方がはるかに多い

セレナの言い分、男子より女子の方が厳しい対応をされてると話しているのですが、ニューヨーク・タイムズ 紙によりますと
・過去20年間にグランドスラムで罰金が科されたのは、男子:1,517回で女子:535回 。
・ラケット破壊での罰金が、男子:646回で女子:99回
・「下品な言葉」によるものが男子:344回で女子:140回
・反スポーツマン的行為によるも男子:287回で女子:67回
・コーチングによる罰金は、男子:87回で女子:152回

と言うデータがあるのだそうです。
コーチングでは確かに女子選手の方が多く取られていますが、男子5セット、女子3セットなのでセット数も関係するとしても特に男女間での差は無いように思えますね

ライブドアニュース
テニス選手の処分回数、女子よりも男子の方が多い 米報道 - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/15313691/
【AFP=時事】女子テニスのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)の女子シングルス決勝で受けた処分を「性差別的」と話していることと関連


ナブラチロワさんは「誰がやってもいけない事」と言及

グランドスラムで通算18勝を誇る女子テニスの元王者マルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)さんは今回のセレナの行動を 「セレナはある部分では正しい。」でも 「私たちのスポーツに誇りを示し、対戦相手を敬うための正しい振る舞いとは何かを考える事」、「男子は許されているのに女子が悪い振る舞いをすると罰せられるという考えは適切ではない 」「実際のところ、これはコート上で誰がやってもいけない振る舞いである 」と仰っています。

25位のストリコバ選手も批判「セレナは限度を超えてしまった。」

女子シングルス世界ランク25位のバルボラ・ストリコバ選手も激しく批判されてますね。
「これはたわ言よ。アンパイアにとって女子も男子も関係ない。比較するなら、私はナダルが審判に向かってあんなに叫ぶのを見たことがないわ」 男女差別だという主張も的外れとして「私は女性だけど、たくさん警告を受けています。WTAが彼女を擁護しているのも私にとっては驚きでした。セリーナの試合だけルールは変わるの?」と仰っていますね。

またラモス主審に対し「ラモスはタフで、世界でも最高の審判の1人。彼は試合ですべきことをしただけ。なぜなら、彼女は限度を超えてしまっていたから」 「彼女がセレナという理由だけで、違う振る舞いをすべきだったのかしら。彼女が負けそうになってから、(主審へのクレームを)やり始めたのが興味深いと思ったわ」

この発言は確信を付いている様に思いますね。

謝罪すべきはセレナだ。全豪の地「シドニー・モーニング・ヘラルド」

コート上で再三、主審に謝罪を求めた元女王に 全豪オープン開催の地オーストラリアの「シドニー・モーニング・ヘラルド」紙は 「主審のラモスに謝罪すべきはセリーナ・ウィリアムズだ」と見出しを打って特集。

テニスファンとしては「セレナ」にはがっかりしました。

全米オープン女子決勝戦、WOWOWでLIVEで見ていましたし、録画を2回見ました。大阪なおみ選手のプレイは本当に良かったです。でもセレナの荒れた態度にはがっかりと言うか不快感しか無いですね。女王に値しない振る舞いでしたね
ストリコバ選手の言う通り、自分が劣勢になった流れを変えようとして取った行動の様に見えて非常に見苦しい姿でしたね。大阪なおみ選手はセレナとグランドスラムの決勝戦で試合するのが夢と言い自分にあこがれ尊敬しているのを知っているんだから、大阪なおみ選手との試合に気持ちを向けてほしかったです。
例えが古いですが、岡ひろみとお蝶夫人(竜崎麗香)の様に正々堂々と試合をして欲しかったです。

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2018USオープンテニス大坂なおみ優勝記念号